40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【ドル/円】 改めて100円の節目を試す展開に

発行済 2013-04-22 09:36
更新済 2023-07-09 19:32

ドル/円相場は、改めて100円の節目を試す展開になっている。金相場の急落に端を発したリスクマーケットの混乱状況に加え、4月18~19日の20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えてのイベントリスクもあって、4月16日には一時95.80円までドル安・円高が進行した。その後も米株安傾向は続いているが、リスクマーケット全体の地合が改善していることや、G20で円安批判の声が盛り上がらなかったこともあり、改めてドル買い・円売りが活発化している。

G20財務相・中央銀行総裁会議であるが、声明では日本の緩和措置を「デフレ阻止と内需下支えを意図したものだ」として、通貨安政策との見方は採用しなかった。通貨の「競争的な切り下げ」を回避する意向を改めて示すも、これで日銀の緩和政策が外圧で修正を迫られるリスクは後退しており、ドル買い・円売り方針に安心感が広がっている。黒田日銀総裁も、「更に自信を持って適切に金融緩和を続ける」方針を示しており、日米の金融緩和スタンスの違いがドル高・円安を促すフローが修正を迫られることはないだろう。26日には日銀金融政策決定会合も控えており、展望リポートの内容などによっては、更に円売りに弾みが付く可能性もある。

ここにきて、米景況感が悪化していることが警戒される。3月の主要経済指標は市場予測を下回るものが目立つ。1~2月にかけての良好な経済環境に対する反動とみられるが、緊縮財政の影響も指摘されており、米金利に対する低下圧力が目立つ状況にある。もっとも、米緩和政策の縮小・停止が議論される中、日米の金利差が本格的に縮小するリスクは限定されよう。株式・商品市況の伸び悩みは顕著だが、円買いを加速させるようなリスク回避の動きは本格化しないとみる。

今後1週間の予想レンジは、97.50~102.00円。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます